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- 2019/12/14
- お役立ちコラム,矯正前のお話,矯正中のお話
矯正治療をお考えの親御さんから「子どもの矯正治療には、どうのくらいの期間がかかりますか?」とご質問を頂くことも多くあります。
「矯正治療には時間が掛かるイメージ」はあるものの、具体的な期間をご存知でいない人も少なくありません。
そこで今回は、子どもの矯正治療期間について詳しくご紹介して参りましょう。
▼子どもの矯正期間は?
子どもの矯正期間は以下の通り、大きく2つに部類されます。
【1期治療(混合歯列期)】
5歳~7歳頃より始めることが理想とされる1期治療では、顎が小さく歯が並びきれない場合に、矯正装置を使用して顎の成長を促すため、1年~2年の治療期間を設けて拡大しています。
顎のスペースが広がるのを待って、永久歯が生え揃うまでの2~3年、経過観察を行います。
★当院で使用する矯正装置はこちら↓
https://kamei-kids-dentalclinic.com/souchi
顎の成長は5歳から12歳頃がピークであり、それ以降は顎の成長を利用した矯正治療の効果に期待できません。
顎の成長期が望めない年齢期に矯正治療を行なう場合には、外科手術が必要となるために、注意しましょう。
【2期治療(永久歯列期)】
1期治療で顎の成長を拡大し、そこに永久歯が生え揃ってから2期治療に移行します。
適齢年齢は12歳~13歳頃と言われ、2期治療ではワイヤー矯正で乱れた歯並びを矯正していき、その期間は1~2年となります。
また当院では、透明で見えにくいインビザライン(マウスピース型矯正装置)も導入しています。
周囲に気付かれにくい矯正をしたいという方は、こちらもご検討ください。
★マウスピース型矯正装置の専門サイトはこちら↓
https://kamei-dentalclinic.com/invisalign
これらのように、顎の成長を促す1期治療、歯列の矯正を行う2期の両期が必要と診断された場合には、1期治療の1年~2年、経過観察に2年~3年、更に2期治療の1年~2年と合計すると約5年以上の治療期間が求められます。
▼なぜ矯正治療には年月が必要なの?
矯正治療は、強い力を加えればいいというものだけではなく、周囲組織や歯に影響がでないように、少しずつ移動させることが理想であり、1ヶ月に1mm程度しか移動することができません。
そのため適切な位置に歯を移動させるには時間がかかり、また動かした歯が元に戻ろうとするため、歯が元の位置に戻らないように保定期間をもうけなければならず、更に矯正治療に時間を要します。
以上、今回はお子さんの矯正治療に要する期間について詳しくご紹介して参りました。
お子さんの乱れた歯並びをすぐに治したいと考える親御さんも少なくありませんが、歯を適切な位置に移動させるには時間を要し、ご家族の協力が不可欠です。
「矯正治療が必要なのか」「矯正治療する場合に必要となる治療期間はどのくらいか」、名張市、伊賀市、宇陀市の歯医者さんでお子さまの矯正治療をお考えの際には、お気軽にご相談ください。