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- 2020/02/13
- お役立ちコラム,矯正前のお話
「矯正はいつ頃から開始するべきですか?」と、患者さまよりご相談頂くことがあります。
矯正治療はお子さんがするイメージをもつ人は多くおりますが、何歳頃に行うものであるか、矯正治療の開始時期について、詳しく知る人はあまり見受けられません。
そこで今回は、お子さんの矯正治療の開始時期について、詳しくご紹介して参りましょう。
▼歯の生える時期
まずは、生まれてから永久歯が生えるまでの時期を確認しましょう。
人間は生まれて初めて生える乳歯と、それに入れ替わり生えてくる永久歯が存在します。
【乳歯】0歳から6歳
個人差はありますが、乳歯は下顎の前歯である中切歯が3ヶ月頃から1歳頃にかけて生えてくると言われていますが、中には歯が生えた状態で生まれてくる赤ちゃんも見受けられ、3歳頃に乳歯すべての20本が生え揃うとされています。
【永久歯】6歳から14歳
永久歯もまた個人差はありますが、6歳頃より6歳臼歯とも呼ばれる奥歯の永久歯が生えはじめ、12歳頃までに乳歯と永久歯が入れ替わり全ての歯が永久歯に生え変わり、親知らずを除いて28本、含めると32本の歯が生えていきます。
▼矯正治療の開始時期は?
では次に、矯正治療の開始時期についてご紹介して参りましょう。
矯正開始時期は個人により異なりますが、以下の通りに2つの時期に分類されます。
【1期治療】混合歯列 6歳~9歳
咬合誘導治療と呼ばれる、顎の成長を促し、上下の顎の咬み合わせのズレを整え、矯正治療を行ないます。
顎の成長は咬合歯列時期にピークを迎えるために、この時期に顎の成長をコントロールし、次のステップで永久歯の抜糸や外科手術をおこなうリスクを低くすることを目的に行われます。
治療自体は1~2年の期間が必要となります。
【2期治療】永久歯列12歳~
すべての永久歯が生え揃った後におこなう歯列矯正は2期治療に分類され、適切な位置に歯を誘導し、機能性や審美性も考慮しながら1年から2年の月日をかけて治療を行ない、更に移動させた歯が元の位置に戻ろうとする力を抑え定着させるために更に時間が必要となる場合もあります。
以上、今回は子供の矯正治療の開始時期などについて、詳しくご紹介して参りました。
お口の中の状況、歯並びに応じて矯正治療を開始する適切な開始時期は異なりますが、理想とされる時期は顎の成長を促す1期治療、それを待っておこなう2期治療と時期を設けることです。
名張市、伊賀市、宇陀市で小児矯正をお考えの場合には、かめい歯科クリニックにお気軽にご相談ください。