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- 2020/01/15
- お役立ちコラム,治療のお話
歯科治療はでは「痛い」「怖い」といったマイナスのイメージがありますが、ただでさえお子さんにとって見慣れない歯科治療器具や、白衣、マスク姿の歯科医師やスタッフを目の当たりにした状況下で更に「痛み」をともなうと考えると、お子さんの精神的負担は計り知れません。
歯科治療は「怖い場所」であると認識してしまうと、今後更に歯科医院を受診することから遠ざかってしまうため、小児歯科にとって一つの課題となっております。
そこで今回は、小児歯科で痛みを抑えた治療、いわゆる無痛治療を行なうことが可能であるか、詳しくご紹介します。
▼恐怖心を和らげる、小児歯科ならではの対策
小児歯科では、ます治療に対する恐怖心を和らげるために、以下のような対策を行っております。
【ステップ1:コミュニケーション】
小児歯科の治療を円滑に行うには、お子さんとコミュニケーションは欠かせないものとなります。
恐怖心を和らげる第1ステップとなります。
【ステップ2:歯科医療器具の紹介】
いきなり治療を行なわず、使用する歯科医療器具の紹介を行います。
「掃除機のように水を吸うバキューム」「風が出るエアー」「お口の中を照らすライト」などのように、お子さんにも分かりやすく説明し、これから行う治療で使用する医療器具を実際に体験し、お子さんの恐怖心を和らげます。
【ステップ3:痛みを抑えた麻酔】
お子さんの多くは、治療を行なうための“注射“に恐怖心を抱くと考えられています。
そこで注射針を刺す痛みを和らげるために、以下の方法で痛みを抑えた治療を実施します。
・表面麻酔
痛みを抑えるために、まず表面麻酔を行います。表面麻酔は歯肉の表面に塗布するだけで歯肉表面の感覚を麻痺させます。
・麻酔薬の温め
麻酔薬が冷たいと体内に注入した際に痛みに感じる場合もあるため、麻酔薬を使用直前に人肌に温めます。
・自動カートリッジ
注射をする際に、一定量で麻酔薬を注入することで痛みを軽減することが可能となります。
・静脈内鎮静法
静脈に点滴をし、痛みはもちろんのこと恐怖心を抑えて治療を行なうことが可能です。設備の整った医院のみで行うことが可能です。
・全身麻酔
全身管理を行い、意識を無くした状態で歯科治療を行なえるため、痛みを感じることはありません。また、設備の整った医院のみで行うことが可能です。
以上、今回は小児歯科で痛みを抑えた治療が可能であるのか、詳しくご紹介して参りました。
名張市、伊賀市、宇陀市の歯医者さんで痛みを抑えた治療をお考えの際には、かめい歯科クリニックにお気軽にご相談ください。