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2020/01/06
お役立ちコラム
歯医者さんが怖い子どものための削らない虫歯治療とは?

歯科医院は「キィーン、キィーン」と聞きなれない機械音を発しながら治療を行なうため、恐怖心を抱くお子さまも少なくありません。

しかし、虫歯を放置することは好ましくなく、歯科治療を行なわなければなりませんが、怖がる子どもを無理やり押さえ治療を行なうことは避けたいと考える人がほとんどなのではないでしょうか。

そこで今回は、歯医者さんが怖いお子さんのために、歯を削らずに済む虫歯治療が存在するのか、どのようなものなのか、詳しくご紹介します。

 

▼虫歯を削らずに治療する方法とは?

大人でも「キィーン、キィーン」と聞きなれない機械音や振動に恐怖心を覚える人も少なくありません。

虫歯を放置することは避けたい、でも治療を強く拒否するお子さんに無理やり抑え込んで治療は行いたくない場合、以下の治療法が適応されます。

 

【削らない虫歯治療:サホライド塗布】

サホライドと呼ばれるフッ化ジアミン銀を主成分にした薬品を虫歯部分に塗布することで、サホライドに含まれる銀イオンが虫歯に吸着し、虫歯の進行を抑え、歯を削らずに虫歯の治療を行なうことが可能となります。

 

しかし、サホライドが適応されるのは乳歯の初期虫歯であり、病状が進んだ虫歯の場合には、歯を削らなければ、サホライドを使用した治療を行なうことは困難となります。

 

また、サホライドのメリットは歯を削らないで虫歯の進行を抑えることでありますが、1番のデメリットは、塗布した部位の歯が黒褐色に変色してしまい、永久歯に生え変わるまでその色は残ったままとなることであります。

 

▼虫歯の進行を止めた方がいい理由は?

これまでご紹介してきたサホライドではございますが、デメリットである歯が黒くなることを躊躇する親御さんも少なくありません。

 

奥歯が虫歯になってしまった場合には、さほど問題となりませんが、前歯部分が虫歯となってしまった場合には、サホライドの使用を躊躇する人も多く見受けられますが、虫歯をそのまま放置してしまった場合には、近い将来生えてくる予定の永久歯の発育、歯並びなどに影響を与えかねません。

 

サホライドを使用した治療の選択をする際には、メリットとデメリットを理解した上で治療を行ないましょう。

 

以上、今回は歯医者さんに恐怖心を覚えるお子さんのための、“削らない虫歯治療”はあるのか、その治療法はどのようなものなのか、詳しくご紹介して参りました。

歯医者さんで歯を削ることに恐怖を覚えるお子さんにおすすめのサホライド塗布ではありますが、乳歯の初期虫歯のみに適応し、色も黒褐色に変色してしまうために治療する前には、しっかりと理解した上で治療を行ないましょう。

 名張市、伊賀市、宇陀市の歯医者さんで、お子さんへのサホライドをご希望の際はお気軽にご相談ください。