ブログ
ブログ
- 2019/12/06
- お役立ちコラム,矯正前のお話
マウスピースと言えば、ボクシンングなどの激しいスポーツ時に口にはめ、歯をガードする役割があると認識されている人も多くいらっしゃると思いますが、歯科医療では矯正装置としてマウスピースを活用する方法があります。そこで今回は、子どもの矯正治療で使用するマウスピース矯正装置とはどのようなものであるか、詳しくご紹介して参りましょう。
▼マウスピース矯正とは、どんな矯正?
透明なマウスピースを患者さま毎に作製し、徐々にマウスピースの形状を変化させ歯を移動させる方法であります。一昔前までは、仕上げの意味でマウスピースをはめることもありましたが、近年ではマウスピースで歯を移動させる、歯列矯正が主流になりつつあります。
▼小児矯正にも適応するの?
マウスピースは透明なプラスチックで出来ているため、怪我などの心配はありません。取り外しが可能であるため、大切な発表会、写真撮影時にサッと外すこともできるため、見た目を気にする年頃のお子さんでも、行える矯正装置となります。
▼1期と2期でマウスピースの種類が違う?
子どもの矯正治療の期間は、1期治療(4歳から9歳頃まで)と2期治療(10歳~13歳)に分かれています。
1期治療では口周りの筋肉をコントロールする目的であるプレオルソを装着します。2期治療では歯の位置を移動させる目的で、インビザラインと呼ばれるマウスピースを装着し、矯正をしていきます。
▼マウスピース矯正をおすすめする人
【矯正治療をしていることを知られたくないお子さん】
中には矯正治療を他の人に知られたくないと感じるお子さんもおり、そのような場合にはマウスピース矯正をおすすめ致します。
【ブラケット装置を避けたいお子さん】
一般的な歯面に設置するブラケット装置を何らかの理由で避けたいお子さまに、マウスピース矯正をおすすめ致します。
【激しいスポーツをしているお子さん】
一般的な歯面に設置するブラケット装置は激しいスポーツ時に、怪我やトラブルの原因になりかねません。激しいスポーツを常に行うお子さんには、マウスピース矯正をおすすめ致します。
【金属アレルギーのお子さん】
一般的な歯面に設置するブラケット装置は金属のワイヤーを使用するために、金属アレルギーの患者さまには不向きとされています。金属アレルギーの患者さまに、マウスピース矯正をおすすめ致します。
【管楽器を使用するお子さん】
一般的な歯面に設置するブラケット装置では、管楽器を吹く時に障害になりかねません。唇に怪我、音色に影響を与えるリスクを低くするためにも、マウスピース矯正をおすすめ致します。
以上、今回は子どもの矯正で使用するマウスピース矯正装置について、詳しくご紹介してまいりました。
名張市、伊賀市、宇陀市の歯医者さんでマウスピース矯正治療をお考えの際には、お気軽にご相談ください。