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2019/11/20
お役立ちコラム,治療のお話
乳歯の抜歯について〜こんな時は自然に抜けるまで待つ?〜

乳歯は自然に抜けるものと思われがちです。が、実は歯科医院で抜いた方がよいケースも少なくありません。次のようなことがあったら、まずは歯科医院に相談してください。

 

ケース1:乳歯が抜ける前に永久歯が生えてきた

永久歯が生えてきているのにいつまでも乳歯が残ったままだと、永久歯が乳歯を避けるように生えてしまい、歯並びが悪くなる原因となります。

スペース狭い

ケース2:乳歯の下に膿がある

むし歯などが原因で乳歯の根っこの周りに膿がある場合、この膿が永久歯の成長に影響を及ぼす場合があります(エナメル質形成不全)。そのため、仮に痛みがなくても抜いた方が良い場合があります。

 乳歯膿み

ケース3:むし歯が進行している

乳歯はむし歯の進行がとても早く、気づいたときには大きなむし歯になり、歯の頭の部分がなくなってしまうこともあります。これを放置して歯の一部だけが残ってしまうと、歯ぐきの炎症を引き起こしたり、永久歯の生え方に影響することもありますので、このような場合は歯科で抜歯をしてもらいましょう。

乳歯虫歯

乳歯は単なる子どもの歯ではなく、永久歯が生える場所を正しく誘導する役割もあるため、むやみに抜いてしまうと歯並びが悪くなることがあります。決して無理に自分で抜かず、上記のようなケースが疑われる場合はもちろん、「このままにしておいて大丈夫かな?」と迷ったらまずは歯科医院にご相談ください。

小児歯科